ダイハツ アプローズ
car (2009年7月20日 15:05)
アプローズはダイハツ工業の乗用車。
1989年のジュネーヴショーにMS-X90の名で参考出品された後発売開始。従来、登録車クラスは親会社のトヨタ自動車と競合するため、カローラの車台を流用したシャルマンでまかなわれていたが、バブル景気の最中で自動車販売が好調な時期であったことから、トヨタより独自開発の許可を得ることに成功している。
ボディは一見、4ドアセダンに見えるが、トランクとリアゲートが持ち上がる5ドアハッチバックという凝った構造(スーパーリッド)である。なお、この『スーパーリッド』のコンセプトはアプローズの登場以前の車種ではクライスラーの『ダッジ・シャドウ』やフィアットの『クロマ』などに見られ、アプローズの登場以降の車種ではシトロエンの『エグザンティア』や『クサラ』(5ドアのみ)などにも見られた。
ダイハツとしては、少ない車種で多くの顧客を取り込もうとした努力の賜であるが、発売直後に燃料タンクの技術的問題を抱えた事故・トラブルが続出してリコール騒動に発展した事が響き、アプローズの人気が急激に低下してしまい、努力があまり報われるものではなかった。ただし、ダイハツの数少ない登録車系セダンモデルであったことから幾度となくマイナーチェンジを繰り返しつつ生産が続けられるが2000年5月、シャレードと共に国内での発売が中止された。